秋田の夢灯り作り方
ここでは過去に<講習会><ワークショップ>等でメンバーと会い、
経緯や思いやどんな灯りであるかをお話を聞いて頂き、
製作体験された方の復習用として、工程を解説致します。
用意するもの
①紙パック2個
②カッターマット
③カラーボールペン
④カッター(普通サイズ推奨)
⑤ハサミ(大きいとラクです)
⑥両面テープ(幅10mm)
⑦セロテープ
⑧定規(30㎝)
⑨カーボン紙
まずは洗剤で洗って乾かした紙パックをハサミで開きます。ここからが美しい灯篭作りのスタート!丁寧にハサミを入れましょう!
紙パックの種類は貼り合わせ部分の幅が二種類あります。
細い=1センチのものと、太い=それ以上のもの。
1センチの物は丁度その部分を切り落とし、太いものは1センチだけ切り落として残った部分をはぎ取ります。
上下左右を折り目の内側で
定規とカッターできれいに切り落とし成型します。
張り合わせ部分を切り落とした反対側に幅11mmののりしろを作ります。(定規をあてカッターの背の方できつめに溝をつけ折り曲げます)
「秋田の夢灯り」は
「田老夢あかり」小向師匠の許可を得て
のりしろを取る作り方に変えています。
図柄の位置を決め、一か所をセロハンテープで止めてカーボン紙をはさむ。
ボールペンで図柄をなぞって写し取り(この時カラーボールペンだと分かりやすい)、忘れているところがないかよく確認してから図柄を外し、切り絵スタート!無になる時間です・・・☆
カッターの刃を直角に入れること・力を入れ過ぎないこと(マットまで彫る方がいます!)・角々は大きめに刃をいれること、などがポイントです。
切り絵完成!
いよいよスプレー塗料で彩色です!!
使用するスプレー塗料は、蛍光色5色=ピンク・オレンジ・レッド・イエロー・グリーン、メーカーは特に問いません(田老夢あかりで使用されていたカンペハピオの物は現在廃盤となっています)。黒はアサヒペンのクリエイティブ カラースプレー・黒・グロスツヤありを必ず使用してください。
切り絵をした面ののりしろに両面テープを貼り、折り目から1mm外側にずらし(重要!!)もう一枚を貼り、二枚を貼り合わせる。もし二枚の高さがずれていたらこの時点でカットし整えます。(これも大事!!)
両面をスプレーししっかり乾かしてから組み立てへ・・・あと一息!!
裏側になる黒面ののりしろに両面テープを貼り貼り合わせます。ゆっくりゆっくり丁寧に♡両側の貼り合わせ部分を両掌で押さえて折り曲げてあげれば灯篭の形になります♪
底の板は厚さ1㎝以上の木材でカットしておく。用意が難しい場合、屋内だけで楽しむ前提で、木以外の厚紙やパネル材など工夫して作ってみて下さい♪ 中面に銀紙を貼ります。これは必須!!反射でより美しくなります!
長辺二ヵ所に両面テープを貼り、剥離紙を外していざ底板取り付ければ!!
おめでとうございます!!!
完成です!!!
色を変えれば同じ柄でも違う雰囲気の作品に!! 中にはLEDライトやガラスのキャンドルホルダーにキャンドルなど灯りを入れて愛でて下さい。。。
以上です☆ 日中は真っ黒な側面から見える切り絵の世界が蛍光色で輝き、夜はより幻想的な灯りとなって癒してくれます・・・
より美しい作品を作るためには一つ一つの工程がとても大事ですので、岩手県宮古市田老で昔から親しまれ高められた技法を是非楽しんでみてください。
もしこれを見て再びお作りになる、、又は初めてお作りになられる方も、下記ボタンからひとこと頂ければとてもとても嬉しいです。分かりにくい所などもお気軽にお問合せください^^